2024年6月3日(月)に開催された第46回全日本高齢者武道大会(剣道)(於:日本武道館)において神奈川県代表で出場された土屋 誠先生(佐江戸剣友会)が、個人戦C組(55歳〜64歳)では優勝を、先鋒で出場していた団体戦では準優勝という素晴らしい成績を収めました。おめでとうございます。
大会の結果は、全日本剣道連盟ホームページにも掲載されています。
以下の通り、土屋先生からのコメントをご紹介します。
先日開催された第46回全日本高齢者武道大会に神奈川県代表として出場させて頂きました。
最初に行われた団体戦では、神奈川最強の先輩方の足を引っ張る事なく良い流れで繋いでいこうと心掛け、一心不乱に挑みました。チームは順調に勝ち進み、気が付けば栃木県との決勝戦、慎重になりすぎた私が引き分けてしまった事で、良い流れを作れず、これが優勝出来なかった一番の敗因であったと深く反省しております。
気を取り直して挑んだ個人戦では、先ほど戦った他県の代表選手を含む大変困難な予選リーグでしたが、何とか通過する事ができました。(リーグ戦1位のみが決勝トーナメントへ進出)決勝トーナメントでは予想通り、警察、自衛隊、教員関係など有名な先生方ばかりで、緊張感もピークに達しました。比較的得意としている、相手を引き出しての応じ技を放ったものの、中々決まらなかった印象でした。十数試合行った事もあり、どのような技で20本以上の有効打を決めたのか?ほとんど覚えていなかったので、ビデオを見返してみました。すると、先々の攻めで間合いを詰め、状況に合わせて自然に体が反応した「無心の一打」のみが決まっていました。計算して放った技ではなかったので、ほとんど記憶がなかったようです。準々決勝、準決勝、決勝戦では、結果的に私が上段で一番大切にしている技「諸手面に対する片手切り落とし面」が決まり、何とか優勝する事が出来ました。最後の三戦は、いずれの先生方も「正攻法で真っ向勝負」をして下さった事が、優勝した事以上に嬉しく、やはり全日本大会で上位に上がってこられる先生方の剣風は素晴らしいなと大変感動いたしました。
今大会の結果は、ひとえに都筑区剣道連盟を含む神奈川県の皆様に厳しい稽古をつけて頂いているおかげと大変感謝しております。来年も、もし神奈川県代表に選出して頂けた際には、今回果たせなかった団体戦の優勝旗を神奈川県に持って帰る事を目標に精進してまいりたいと思います。都筑区の皆様、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
尚、雑誌『剣道日本7月号』では、「特集 厚みある攻めの実現」の中で、剣道、居合道、杖道の三道で七段である土屋先生の記事が掲載されています。併せてご確認ください。
(写真 右の上段の選手が土屋先生)
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